kirakira
12:21:16
片影二号を読了。

水晶散歩の続き。ポウ・ポーとルフォンの絵、ポウ・ポーはイメージ的に違和感ありませんでしたが、ルフォンさん、かなり魔術師的なお姿で……もうちと学者風な外見を想像しておりました。
話のほうは世界観以上に文体のためか全体的に透明感のある雰囲気が伝わってきます。急展開で登場人物が変わり、さてどのような展開と結びつきをみせてくれるのかといったところで続く。

ヒロイック・ファンタジー論。ううむ、単に優れているだけではなく、そこに作家の確固たる個性と熱気が伴ってこそ、その作品でしかあらわしえない何かが存在するということだろうか。
かといって二元論的な質的劣化ないし作者の偏愛による作中操作も誉められたものではなく、ヒロイック・ファンタジーたりえるというのはなかなか難しいものだなあ。
個人的にはSFクトゥルフ冒険ファンタジーといえるタイタス・クロウ・サーガはヒロイック・ファンタジーだと思うし面白いと感じております。もっとも、クトゥルフでなかったら、ありふれた作品ということにもなりますが。

ラヴクラフトにおけるダンセイニ受容論。白い帆船。
冒頭のC・L・ムーアの引用は非常に印象的で、私にも当てはまるし、実際に自分の小説の冒頭に引用したことがあります。
ラヴクラフトの願望と恐怖の二律背反はなんとも悩ましいところでありますが、ラヴクラフトが楽園それ自体を否定的悲観的に書かない部分は個人的に共感できたりします。
歳をとることもなく死ぬこともなく、幻想的な場所における永遠の穏やかで幸せな生活――私にとっては理想といえます。だから一次創作にしろ二次創作にしろ、私の書く作品は恋人同士が最終的にそうなる結末が少なくありません。
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プロフィール

皇帝栄ちゃん

Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は早苗さん好きで、霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。アイマスは橘ありす好きで、ありすと幸子のカプがお気に入り。


新刊「カワイイボクとファーストキス」とらのあな様にて委託販売中。



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