kirakira
22:48:22
「怪奇礼讃」(創元推理文庫)を読了。
ブラックウッドの短編「囁く者」。感受性が強すぎてあらゆるものから雪崩のように着想が流れ込んできてしまう作家の話。読まれなかった沢山の本の残留思念による着想の嵐に苦しめられるが、最後に彼を救ったのが音楽の本による調律というところが巧い。
E・F・ベンスンの「足音」、海外にものっぺらぼうの怪談ってあるんだなあと思った。
S・ベアリング・グールドの「死は素敵な別れ」が面白かった。またずいぶんとユニークで現代的な幽霊譚だなと思ったが、100年も前の小説だった。
不思議な話や奇妙な話が多くてなかなか楽しめました。
まえがきのこの一文が気に入りました。

暖炉のそばで読むのが相応しいような古風な趣が漂い、読み終えたあとにじわじわと怖さが心に染みてくるような短編が好きだ。怪奇とは、すなわち恐怖ではないはずだ。怪奇とは、不思議で怪しいということのはずだ。


「怪奇幻想の文学7」を図書館で借りてきた。ブラックウッドの短編「古い衣」だけ読んだ。
8歳の少女がメインなので、勝手に脳内で美少女を想像してたら、語り手が「はっきりいってこの子は可愛くない」と説明しだして、その可愛くない顔の特徴を次々と描写していってくれたので凹んだ。
可愛くない女の子の容姿描写はマッケンの「パンの大神」でやってほしかった……「パンの大神」は冒頭で8歳少女が科学者の実験台にされてノーデンスに霊的レイープされて妊娠して発狂死するのがきつくて、それがずっと精神的につきまとって素直に物語を楽しめず、最後まで不快な気持ちが残った作品です。だってその糞科学者ときたら、のうのうと生き残ってやがるんだもん。
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皇帝栄ちゃん

Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は早苗さん好きで、霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。アイマスは橘ありす好きで、ありすと幸子のカプがお気に入り。


新刊「永遠のレイサナ」とらのあな様にて委託販売中。


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