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18:24:51
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フランシスコと共にいたわたしたちは―レオネ、ルフィーノ、アンジェロ兄弟たちの報告記フランシスコと共にいたわたしたちは―レオネ、ルフィーノ、アンジェロ兄弟たちの報告記
(1985/01)
レオネ

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アシジの聖フランシスコと共に過ごした小さき兄弟のなかでも特に親しかった三者が、フランシスコの聖性や思想などについて記した報告書で、フランシスコの死から20年後の1246年ごろに書き上げられたものらしいです。
とりあえず三分の二ほど読みましたが、いやあ、やはりフランシスコのエピソードはいいものですなあ。だいたいはこれまでに読んだ伝記で引用されている既知の逸話ばかりですが、全文が読めるし、なによりフランシスコと最も親しかった仲間たちが書き残したものであるということが感慨深く、その記述調子も心地よく味わえます。

フランシスコは清貧、謙遜を重んじ、兄弟たちの住まいも小さく貧しいものほどよいと考えていたのですが、小さき兄弟会の数が増えてきたのでアシジの人たちはフランシスコが不在のうちに兄弟たちのために無断で大きな家を建てたことに対するちょっと面白かったエピソードが。
帰ってきてその家を見たフランシスコは兄弟たちと共にそれを壊そうとし、それを知ったアシジの騎士と住民たちが集まってきたシーンのこと。

ーーー

 その人たちは、祝福されたフランシスコとその兄弟たちが家を壊そうとしているのを見ると、とんできて、祝福されたフランシスコに向かって叫んだ。
「兄弟、この家は、アシジ市民のものですぞ。我々はアシジ市の代表としてここに来ているのです。申しあげますが、あなた方に我々の建物を壊す権利などないのです」
 祝福されたフランシスコは答えて言った。
「よろしい。これがあなた方の家なら、わたしは触らないでおきましょう」
 フランシスコは直ちに屋根から降り、他の兄弟たちもそれに従った。この結果、アシジ市民は長い間、その家の屋根を修理する必要がある時は、毎年、在職の市長に責任をとらせることになった。

ーーー

ここを読んだとき、やるなフランシスコ、と思わず感心しましたw
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皇帝栄ちゃん

Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は早苗さん好きで、霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。アイマスは橘ありす好きで、ありすと幸子のカプがお気に入り。


新刊「カワイイボクとファーストキス」とらのあな様にて委託販売中。



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