kirakira
13:14:06
「チェラノのトマスによるアシジの聖フランシスコの第一伝記」(あかし書房)を読了。
最初に書かれた聖フランシスコの公的伝記だけあって、著者がかなり好きに執筆していてその熱情が伝わりました。
金持ちのボンボンで遊びまわってた若き日のフランシスコに関してはえらい辛辣に描写してるのが印象的。
聖クララに関して、訳者は貴族の娘説が有力だとしており、私もそのほうが嬉しい。映画「ブラザー・サン シスター・ムーン」でのクララは農民の娘という設定だったけど、これは有力な商人の一家に生まれたフランシスコと対比するためか、単にクララが小さき兄弟会に入会したときのクララの父親とのいざこざを省くためか。

第一伝記で一番のポイントは、聖フランシスコの容姿が仔細に描写されていることだと思います。なにしろ著者はフランシスコ存命時の小さき兄弟会の兄弟で、少しの期間ながらもフランシスコ本人と過ごしたことがある人物なので信憑性が高い。
200年前に聖フランシスコの墓と遺体が発見されたとき、遺体を調査したところ、容貌はその記述のとおりだったようです。
下記にフランシスコの容姿の記述を引用します。


背の高さは中位か小さい方で、頭の大きさは普通で円く、顔はやや長めでしかも中高で、額はしわがなくて低く、眼は普通の大きさでしたが黒眼がちでぱっちり開いており、髪の色は黒く、眉はきりりと直線で、鼻は均整がとれて、細めで鼻筋が通り、耳は立っているが小さめで、こめかみは平らでした。
話し方は穏やかながら熱がこもって鋭く、声は強いが柔らかく、しかも澄んでいてよく通りました。歯並びはよくそろって白く映え、唇は小ぶりで薄く、ひげは黒いものの濃くはありませんでした。
また、首筋は細く、肩はなで気味で、腕は短かく、手はきゃしゃなつくりで、指は長めで、その爪は大きく、脛はは細く、足は小さめでした。また、その肌はきめが細かく、肉づきは貧弱でした。


なお、絵画ではチマブーエの描いた聖フランシスコがもっとも本人の特徴を備えているみたいですね。
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皇帝栄ちゃん

Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は早苗さん好きで、霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。アイマスは橘ありす好きで、ありすと幸子のカプがお気に入り。


新刊「カワイイボクとファーストキス」とらのあな様にて委託販売中。



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