kirakira
12:14:58
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アイドル八犬伝~南の島の太陽と星~(桜ノ杜ぶんこ) (桜の杜ぶんこ)アイドル八犬伝~南の島の太陽と星~(桜ノ杜ぶんこ) (桜の杜ぶんこ)
(2014/01/10)
衆堂ジョオ

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まさかアイドル八犬伝が25年の時を超えてノベライズ化されるとは! なにげに今年一番の衝撃。まあ今年初めに発売されていたことにまったく気づかず、つい数日前に知って即購入したわけですが。
アイドル八犬伝は私の好きなファミコンゲームソフトのベスト3に入るだろうほどに思い出深い作品です。
さて、この小説ですがゲームの後日談となっております。暗黒イロモノ大王を倒してエリカ・プロジェクト電撃デビューを果たした後、アイドル活動を頑張るエリカたちのお話です。後日談は実にいい判断だと思います。アニメ化ならゲームの内容のほうがいいですが、小説でゲームままだとキャラクターの心情描写を少し掘り下げるくらいしかすることないので、それなら後日談にして新たな話を楽しめるほうが断然いいですしね。
肝心の小説部分は、アイドル八犬伝ファンなら満足できる内容だと感じました。著者がアイ八ファンだけあって、原作のテイストを損なわず盛り込み、エリカとホシミの関係にスポットを当て、作品としての魅力を作り上げることに成功していると思います。
ただ、完全にアイ八ファン向けの内容です。あとがきでは「アイドル八犬伝を知らない人でも楽しめると思います」と書かれていますが、読んだ限り、申し訳ないけどアイドル八犬伝を知らない人はついていくのが難しいかと。
なにはともあれ、アイドル八犬伝を好きな人なら充分に楽しめる小説だと思います。絵も可愛いし。


さて、ここからはネタバレ全開の感想。


のっけから挿絵にタジロがいて吹いたw 作者好きなのかな。私も好きだけど。
ホシミが好きなので、お話の中心がエリカとホシミというのが個人的に嬉しかった。二人の関係や心情がゲームをもとに掘り下げられていて好感がもてた。ああそうか、従姉妹という間柄になるわけか。ホシミは真実イチロウの再婚相手との孫娘という設定は公式なのかオリジナルなのか気になる。
アイドル衣装を着たホシミとエリカが対決という展開はナイス。そしてエリカの血縁者はみな歌の才能があるらしいという解釈と、しかしアイドルとしての本当の資質は人間性であることをテーマにエリカの魅力を伝えるところもグッド。腰痛っぽいイロモノ雑兵を気にかけるエリカのさりげない描写もいい。
今回のイロモノ大王、容姿がミホさんというのを想像するとどうしてもヘンというかイメージしにくいw ちうかずーっとコック帽とか明らかなツッコミどころなのにみんなして気にせず正体判明したときにビックリするこの展開がじつに原作っぽいノリでいいわあw
こうして小説で読むと八犬士の中でもヤヨイとミサオの能力って半端ないよね……。ところで小説ではなんでかヤチヨが筋力キャラにされてます。いやまあゲームのあのガタイと肩幅とはいえ。あ、個人的に違和感あったのはヤチヨがエリカたちのことを「さん付け」で呼んでること。これはなんでだろ。ゲームだと呼び捨てなのに。
小説にもバッドエンドが用意されているのはとても素晴らしい。エリカとホシミがアレな衣装でイロモノクイーンユニットで挿絵つきでw しかもなんか世界が終末突入っぽいし! 文明が崩壊して原始生活に戻るだろうとかなんかダンセイニっぽいw でもイロモノ理想郷もある意味ほんとに幸せな世界だよね。みんなが脳みそおバカでハッピーになれば少なくとも苦しみや争いはなくなるわけで。

長文になりましたが、とにかく思った以上に満足な一冊でした。
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皇帝栄ちゃん

Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。
永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。レイサナの道を歩む。キャラ単体では早苗さんが好き。



新刊「永遠のレイサナ」とらのあな様にて委託販売中。


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