kirakira
19:08:59
アイザック・アシモフ「ファウンデーションの彼方へ」と「ファウンデーションと地球」を購入。

サイズ変更ウィザード-1

数年前にやる夫シリーズでファウンデーション初期三部作とロボットシリーズを読んで面白かったのですが、投稿者がハリ・セルダンの生涯を書いた「ファウンデーションへの序曲」の序盤を連載している最中に旅行へ出かけたあと音信不通になり連載が途絶えてしまったのです。仕方ないので「~地球」のネタバレは感想ブログなどで確認しましたが、このたびようやく実際に読んでみることにしたわけです。

四冊とも読み終えても実に面白かったです。本当に素晴らしい。
ファウンデーション初期三部作のファンの希望と、それを上回る出版社の尋常でない強硬要請に折れて、32年ぶりに書かれた続編が、セルダン・プランどころか第二銀河帝国すらひっくり返して第三の選択肢へ導くのだから。

「~彼方へ」は第一ファウンデーションと第二ファウンデーションの思惑が絡みながら、未知の第三勢力にしてミュールの故郷であるガイアが登場するのですが、それぞれの交錯が非常に面白く魅力的でした。三つの勢力のどれが人類の未来を導くかを決める役目が、類稀な直観能力を持つ主人公に委ねられるという展開も。第一ファウンデーションも第二ファウンデーションもあと一世紀もすればガイアの手にすら負えなくなるからそのまえに引き寄せる必要があったというね。それにしても第二、ガイア、主人公のように特別な能力を持たないにも関わらず、第二の存在を確信してついには本拠地まで特定できた第一のブラノ市長は常人としてすごく優秀ですな。あとは、「永遠の終り」の絡め具合がいい。

「~地球」は話の面白さでは「~彼方」に及ばなかったですが、地球の存在と全ての真相が明かされる終着点という意味では一番好きです。なんといってもダニール。最高の感慨深さ。そして非常に不気味な余韻を残す結末。なにしろ主人公の直観は常にファロムを人類全体レベルの危険と捉えていたし、それは最後の最後でも強調された。続きがない以上、おもに二つの未来を想像するしかない。初期三部作の設定的に第二銀河帝国が誕生しているのは否定できないので、一つ目は、危険が現実になってガラクシアは実現せず第二銀河帝国が盤石となる未来。もう一つは、第二銀河帝国が確立したあとにガラクシアが完全となり全てをひとつにする未来。個人的にはダニールの望みが実現してほしいのでガラクシア未来を想像しておきます。人類全体の存在意識がひとつになるというのは日本のアニメなんかじゃ嫌われる内容ですけどね、コードギアスとかマクロスFとかでは思いっきり否定されましたし。ただ、まあ、「~地球」で主人公がガラクシア未来をしぶしぶ決断した最後の理由は気に入っています。セルダン・プランの欠陥はあくまで宇宙に人類しかいないことが前提で、別の星雲に別の知的生命がいることを考慮していないことであり、もし別の星雲のエイリアンがそちらの覇者となってこちらの宇宙に侵攻してきたら、現状の人類では簡単に仲違いさせられて滅ぼされてしまう。しかし人類全体が一つであるガラクシアなら対抗できる。この観点が気に入っているのです。
kirakira
kirakira
コメント
コメントの投稿










トラックバック
トラックバックURL
→http://kadasu.blog10.fc2.com/tb.php/2876-f3235815
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
kirakira
kirakira
プロフィール

皇帝栄ちゃん

Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。
永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。レイサナの道を歩む。キャラ単体では早苗さんが好き。



新刊「永遠のレイサナ」とらのあな様にて委託販売中。


■自作動画
東方MMD短編
東方MMDシリーズもの

メールフォーム

kirakira
kirakira
検索フォーム
kirakira
kirakira
月別アーカイブ
kirakira
kirakira
QRコード
QRコード
kirakira