kirakira
17:11:03
アイザック・アシモフ『神々自身』を図書館で借りました。

サイズ変更ウィザード-3

無尽蔵のエネルギー機関エレクトロン・ポンプにひそむ危険と、地位・名声・権力・安楽な生活のためそれを信じようとしない俗物の愚昧さとの闘いをめぐる三部構成の長編。

ただ、核物理論がメインの内容なのでちょっと難しくてついていけなかった。ブログの感想をいくつか見ると、みんな第二部のパラ人に関しては、すごい、面白い、楽しめたと評価している。個人的にパラ人の生態はよくわからなくて許容できなかったので、やはり私は人間主義者なんだなあとしみじみ思う。まあ第二部のラストで明かされる驚愕の真実と悲劇はさすがだと思いました。

エレクトロン・ポンプをろくでもない偶然の結果により発見して絶大な名声と地位と権力を手にしたハラム博士が、もうとてつもない俗物のクソ野郎で、第一部は結末も含めて非常に胸糞悪かったです。第三部のラストでようやくハラムに虐げられた人物たちの名誉が回復するのですが、ハラム自身は、「これだけ有名になってしまった人物の名誉を失墜させるわけにはいかない」という地球政府による大人の事情で可能な限り守られ、「これからもなんらかの要職につくことになるが発言力は小さくなるだろう」に落ち着くのが納得いかない。まあ地球の一大権力者としてふるまうことができなくなるのはハラムのような人物には激しい屈辱と敗北だろうから、それで我慢するしかないですな。
どうもアシモフの諸作品を見ると、どんなろくでなしや、利己欲のため殺人を犯した人間であれ、徹底的に断罪するのをよしとしない傾向があります。そのへんに彼の理性的な面がうかがえます。
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Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。
永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。レイサナの道を歩む。キャラ単体では早苗さんが好き。



新刊「永遠のレイサナ」とらのあな様にて委託販売中。


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