
22:14:03
『日影丈吉選集 4』を図書館で借りました。

このなかに収録されている短編「猫の泉」のためです。
アルジャナン・ブラックウッド『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』の「古えの妖術」と類似性の強い作品に萩原朔太郎「猫町」と日影丈吉「猫の泉」が挙げられており、「猫町」は数年前に読んだものの「猫の泉」は放置しっぱなしだったので、このたびようやく。
で、読んだところなかなかよかったです。
海外の不思議な町(廃村に近い)を訪れた写真家が、そこの町長からおかしな頼みごとを引き受けることになり、そして町に迫る大災害らしき霊感が降ってくるものの常識が邪魔をして伝えられず、結果的にチベット猫たちによって写真家だけが難を逃れるというお話でした。
「古えの妖術」や「猫町」は不気味な猫が主人公を恐怖に陥れる内容なのに対し、「猫の泉」のほうは猫が主人公を助ける役どころになっているのが面白いです。

このなかに収録されている短編「猫の泉」のためです。
アルジャナン・ブラックウッド『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』の「古えの妖術」と類似性の強い作品に萩原朔太郎「猫町」と日影丈吉「猫の泉」が挙げられており、「猫町」は数年前に読んだものの「猫の泉」は放置しっぱなしだったので、このたびようやく。
で、読んだところなかなかよかったです。
海外の不思議な町(廃村に近い)を訪れた写真家が、そこの町長からおかしな頼みごとを引き受けることになり、そして町に迫る大災害らしき霊感が降ってくるものの常識が邪魔をして伝えられず、結果的にチベット猫たちによって写真家だけが難を逃れるというお話でした。
「古えの妖術」や「猫町」は不気味な猫が主人公を恐怖に陥れる内容なのに対し、「猫の泉」のほうは猫が主人公を助ける役どころになっているのが面白いです。




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