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22:31:18
テリー・ビッスン『赤い惑星への航海』を購入。

サイズ変更ウィザード-1

集められた複数の人物が宇宙船に乗って火星まで行って地球へ帰還するまでを描いた物語ですが、人類初の有人火星航海をする目的が映画会社による「映画の撮影」のためというのがポイント。大恐慌により国家が国のすべてを仕切れなくなっている未来で、登場人物の一人である少女の「そのころのようすって想像もつかないわ。政府がいっさいをとりしきってたなんて。道を作ったり、郵便を配達したり。それじゃ人民に主導権を発揮する余地なんてありゃしない。きっとみんなロボットみたいだったんだわ」というセリフが一端を語っています。
話自体は真面目なのですが、宇宙船に乗る主役メンバーたちがみんな暢気というか、わりきった感じなので、これといって諍いや喧嘩が起きることなく、どことなくピクニック気分な宇宙航海を楽しめました。猫のエイハブが火星着陸せずほぼ空気だったのが残念。せっかく猫を宇宙にやったのだから何かしら活躍させてほしかったところ。最後の別れのシーンはしんみりするものの、みんなわりきった雰囲気ゆえ、さわやかな感動を与えてくれます。
人類の造物主ともいえる異星人のメッセージが最後に解読されるのですが、その内容には笑いました。案外そんなものなのかもしれないけど、感慨のラストでそのオチはなんというか、ある意味この作品にふさわしい感じもします。

宇宙船「メアリー・ポピンズ」の推進機関の核推進ロケットはただの水を加熱して光速の四パーセント弱を出すというの、本文を読んでるときは、ふーん、と読み進めましたが、巻末解説によるとものすごい超技術だそうな。どちらかというともう一つの超技術である、冬眠中の熊から分離することに成功したHT(冬眠誘因物)を使用して人間を冬眠させる血清のほうが印象に残りました。
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Author:皇帝栄ちゃん

クトゥルー神話、ロード・ダンセイニやアルジャナン・ブラックウッドの小説、一昔前の海外怪奇幻想小説、織田作之助、アシジの聖フランシスコなどが好きな這いまわる偽善者。
永遠属性持ち。ハッピーエンド至上主義。

東方は霊夢と早苗のカップリングがお気に入り。レイサナの道を歩む。キャラ単体では早苗さんが好き。



新刊「永遠のレイサナ」とらのあな様にて委託販売中。


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