
18:15:39
ジャック・ヴァンス『終末期の赤い地球』を図書館で借りてきました。

老いさらばえた太陽が薄赤い光を投げかける遠未来。科学は失われ、かわりに魔法を駆使する魔術師たちが、老いて滅ぶのを待つだけの地球でおのおのの生活を営んでいた。私の大好きなC・A・スミスのゾシークを彷彿とさせる世界観がたまりません。ただしゾシークのような妖しさはあまりなく、男女のロマンスが軸に置かれたファンタジーですな。
いくつかの話に出てくる地球外の魔法の国エムブリオンは一種の楽園的な世界で描写もよかったです。6つの話の中では、冒険譚「夢の冒険者ウラン・ドール」が楽しかった。末尾を飾る「スフェールの求道者ガイアル」は、もしかしたら星々の世界へ逃れる希望を示唆するラストがよかった。

老いさらばえた太陽が薄赤い光を投げかける遠未来。科学は失われ、かわりに魔法を駆使する魔術師たちが、老いて滅ぶのを待つだけの地球でおのおのの生活を営んでいた。私の大好きなC・A・スミスのゾシークを彷彿とさせる世界観がたまりません。ただしゾシークのような妖しさはあまりなく、男女のロマンスが軸に置かれたファンタジーですな。
いくつかの話に出てくる地球外の魔法の国エムブリオンは一種の楽園的な世界で描写もよかったです。6つの話の中では、冒険譚「夢の冒険者ウラン・ドール」が楽しかった。末尾を飾る「スフェールの求道者ガイアル」は、もしかしたら星々の世界へ逃れる希望を示唆するラストがよかった。




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